僕はココにいる

君が笑ったから
僕は笑った

君が離れていったから
僕は泣いた

次の日はお腹を抱えて
笑った
腹痛が
面白かった

次の日はテレビを見て泣いた
別にテレビが悲しかった訳じゃない
目は画面を見ているのに
気持ちはどこかに行ってしまっていた

そんな日が続いたある日
僕は一筋の光と出会った
でも僕は光を恐れ背を向けていた
けどそれでも光は僕の近くにずっといた
うっとおしいこともあった
だけどある時僕は光に触れてしまった
とたんに涙は溢れ
僕は今までの考えを改まった

光の傍にいることが
安心するようになった時
僕の後ろには
闇が迫っていた
そんな時光は分裂し
時には慰めてくれたり
時には励ましてくれたり
時には闇とお話しに行く事もあった
光は教えてくれた
「君と同じ気持ちだったんだよ」と

僕は泣きそうになった
君も不安だったんだ
僕と同じように
分からなくなっていたんだね

でも僕はこの短い間に
随分と臆病になっていたようだ
今はソレが分かっていても
君に話し掛ける勇気が出ない

           獅櫻

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