よく歌の歌詞とかで

「つばを吐く」

っていう言葉があるじゃん?

想像だけど浮かべるのは不良とかだよね

けどあんまり良くない言葉なのは確かだよね

で!この「つばを吐く」で

良い妄想してみました

お風呂に入りながら(笑)

きいてくだしゃい



「あーあ今日もだりーな学校…ゲーセンにでも行くかぁ」
少年はぺっとつばを吐いた。
『おいそこのガキンチョ』
「あぁんっ?!誰だよ。なめた口聞くやつは…」
『おみゃーがたった今吐いたつばだぎゃー』
「うわっキモ!超キモ!手足生えてるし!寄るんじゃねーよ」
『我らは一心同体だぎゃー。おみゃーが吐いてきたつばはずっとおみゃーを見守ってきたぎゃー。干からびても雨に流されてもずっと見てきたぎゃー。あそこにいっぱいいるぎゃー』
「うげ!キモ!」
『おみゃーは気持ち悪いとおもっとるが吐く瞬間まで一緒に時を過ごしてきたんだぎゃー…』
「…」
『おみゃーが生まれた時から…』
「んなずっと同じつばじゃねーだろ!!」
『これだけが言いたかったんだぎゃー…じゃあな…』
「あっおい!!」
つば達は一斉に川に落ちていった。
「…けっ知るかつばなんか…つばなんか…」
少年は川を見つめた。そして道に向き直り1つのつばを吐いた。それはヤクザのヤーさんの革靴に落ちた。
「われぇ!きたねーな!なめとんのかい!」
「うっせえ!おめーの方がきたねーンダヨ!」
「いわしときゃぁなめやがって!」
ヤクザが拳を振り上げた!
少年は覚悟した。その時!!

『止めろ!』

「…俺の…つば達…?」
『待たせたな』
つばは川の水を吸ったようでめちゃめちゃ大きくなっていた。
「なんじゃこりゃあー!おっかねー!逃げろ!!」



「来てくれたのか?」
『当たり前だろ!俺達は親友さ』
「つば!」
つばと少年は抱き合った。




「はっ!!夢…か」
「馬鹿息子ー今日も遅刻するきかい!!さっさと起きて学校に行ったらどうなんだい!!」
「母ちゃん!!母ちゃん!!俺夢見たんだぜ!つばと親友になったんだ!!」

ボカッ

少年は殴られていた

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