離れる光 続く夜道
2005年2月7日追いかけて。
追いかけて。
走っていたのに。
遠ざかる光。
あるのは道。
終わりのない。
道。
道。
道。
ランタンももうすぐ消えるだろう。
光がなくなる。
道さえも見えなくなる。
あるのは。
闇。
闇。
闇。
そんな世界に行きたくない。
けど近づいてくる。
逃げても。
逃げても。
ついて来るんだ。
あいつが来る。
逃げても。
隠れても。
どんなに遠くに離れても。
あいつが追いかけてくる。
行きたくないのに。
そこには何もないのに。
まるであるかのように。
幻を見せてくる。
言葉巧みに騙そうとしてくる。
嘘だと分かっているのに。
魅了される。
行きたくないのに。
あいつは追いかけてくる。
ランタンの光を追って。
消えたら道が分からなくなってしまう。
消えないで。
お願い。
横から誰かが風を吹きかけた。
足音もなくいつからそこにいたのかさえ分からない。
ランタンの炎が揺れた。
「あたしが…消してあげる」
そいつは言った。
そしてまた吹いた。
炎は消えた。
揺れた炎の中にいた…顔は…
あいつはすでにこんなに近くにいたんだ。
そいつはあいつ。
あいつはそいつ。
闇に埋もれたあいつの名前は…
死神
獅櫻
追いかけて。
走っていたのに。
遠ざかる光。
あるのは道。
終わりのない。
道。
道。
道。
ランタンももうすぐ消えるだろう。
光がなくなる。
道さえも見えなくなる。
あるのは。
闇。
闇。
闇。
そんな世界に行きたくない。
けど近づいてくる。
逃げても。
逃げても。
ついて来るんだ。
あいつが来る。
逃げても。
隠れても。
どんなに遠くに離れても。
あいつが追いかけてくる。
行きたくないのに。
そこには何もないのに。
まるであるかのように。
幻を見せてくる。
言葉巧みに騙そうとしてくる。
嘘だと分かっているのに。
魅了される。
行きたくないのに。
あいつは追いかけてくる。
ランタンの光を追って。
消えたら道が分からなくなってしまう。
消えないで。
お願い。
横から誰かが風を吹きかけた。
足音もなくいつからそこにいたのかさえ分からない。
ランタンの炎が揺れた。
「あたしが…消してあげる」
そいつは言った。
そしてまた吹いた。
炎は消えた。
揺れた炎の中にいた…顔は…
あいつはすでにこんなに近くにいたんだ。
そいつはあいつ。
あいつはそいつ。
闇に埋もれたあいつの名前は…
死神
獅櫻
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